ルール説明
人数:4人~
プレイ時間:10分~
ジャンル:テーブルトークゲーム、大喜利
【概要】
ルールに従って会話風に言葉を発し合うテーブルトークゲーム。GM不要で、慣れればどこでもプレイが出来る。
このルールは実験的演劇作品「Day after...X」の作品内で行われたプレイングを
日常的に遊べるゲームルールとして作り替えている為、公演時のルールとは異なる部分がある。
*公演時のルールは青色で書き記してあります。
【用意するもの】
・テーブル
・椅子
・キャストカード(今回の作品ではキャストを予め決めていた)
【準備】
①好きな本・詩・歌詞などを用意する
作品内ではDay after...Xの"シスター"の台本を用いた。
②キャストカードをシャッフルして一人につき1枚ずつ配り、各プレイヤーのキャストを決定する。
自分の前に引いたカードを置き、皆で各々の役を共有する。
キャストカード一覧
・パパラッチ
・非正規雇用者
・死にたがり
・サトリ
この時、役の偏りや割合に決まりはない。
【ゲームスタート】
このゲームは基本的に真顔・悟り顔で行わなければならない。
①プレイヤーがテキストの言葉を抜粋し、好きなタイミングで発することが出来る。この時テキストの言葉を改変したりせず、抜粋したまま1字1句違わず言わなければならない。
テキストを覚えられない場合、見ながら読み上げても良い。
②笑ってしまいそうになったり、何らかの理由で発語が困難になってしまった場合、「フロリダ」と言って席を立ち退場、ゲームの傍観者とならなければならない。傍観者は親指を立てて発言者に対して"いいね"をし続けること。
その後他の誰かが「神様見えていますか」と言う・もしくは他の誰かがフロリダをした場合、場に戻ることができる。(戻る際の人数制限なし)
③勝敗
4回フロリダに行ったプレイヤーは
4回目の時点で「フロリダ」とは言わず、座ったままで「死ぬ、助けてくれ」と3回唱えて机に伏して死ぬ。
最後まで死なずに生き残った1人が勝者となる。
なお今回の作中ではゲームとしてではなく世界観の表現としてプレイした為、
全員が死んでおり勝敗は無い。
【発語時の共通ルール】
・発する言葉を噛んでしまった場合
噛んだ直後に言葉を中断し、上を見上げて「神様、見えていますか」と言わなければならない。
その後 周りの全員は噛んだ人を見て「見違えるほど綺麗になりましたよ」と言わなければならない。
噛んだ人は最後に立ち上がり、「誰が助けてくれと言えば、世間様は助けてくれるのでしょうか。」と言わなければならない。
「見違えるほど綺麗になりましたよ」と全員に言われる前に次の言葉を発すると、最後の言葉を言わずにスルーすることができる。
・クリスマス
発言が少なくなり、一定以上の沈黙が訪れたらクリスマスソング「素敵なホリデイ」のサビ部分を誰かが歌い始めなければならない。
聞く側になった人間は
・手を組んで祈りを捧げる
・両手で耳を塞ぐ
・鼻歌で混じる のどれかを行わなければならない。
動作が被ってしまった場合、起立し見つめあって「不思議ですよね、同じ人間なのにあなたと私はこんなにも違って。」と言い、座らなければならない。
【キャストカード】
それぞれの役には必殺技が設定されている。
キャストカードに詳細が書いてあるため、いつでも確認できる。
・サトリ:無敵ピンク
「無敵ピンク」と言葉を発したら全員がサトリの付近に集合し、皆でニカッと笑って自撮りをする。
ただし声量によってはサトリのみで自撮りを行うことができる。
・非正規雇用者:エコー
語尾にセルフエコーを掛けて言葉を発することができる。
・パパラッチ:クイズ
「誰が助けてくれと呼べば、世間様は助けてくれるでしょうか」の発言をクイズショー形式で行うことが出来る。
・死にたがり:ジョーカー
前述した全てのルールに自分が従うかどうかを決める権利がある。
作中で"シスター"が語っている幕間に行われる会話は、
「神様、見えていますか」からの「見違えるほど綺麗になりましたよ」の流れを4回繰り返すと
プレイヤーが言語崩壊を起こすシーンに繋がる。
【オプション・イレギュラー時のルール】
*言語崩壊ver.ルール
大まかには普通のルールと変わらないが、発する言葉を削ったり同意語に改変したり、組み合わせたりすることができる派生ルール。普通ルールから始めて、一定時間後に言語崩壊ver.に移行するなどもできる。
作中では、言語崩壊を起こしたプレイヤーがその後のゲーム内で言語崩壊ver.ルールを適用していた。
*永住地フロリダ
全員が一斉にフロリダへ行ってしまい、戻ることが出来なくなる場合がある。その時は全員で指スマで勝った人から順に場へ戻ることが出来る。なお、この時に戻ることが出来るのは3人までとする。